2025.12.01
2025.12.04
ポータブル電源は、電気がない場所でも給電できる非常用の電源。
ポータブル電源1台あたりの価格は安くても3万円、バッテリーの容量が大きくなれば10~20万円以上するもの。
失敗したくない買い物として、各製品のスペックや機能などは購入前に吟味しておきたいところです。
当記事では、ポータブル電源で主要である4大メーカーの比較や、使用用途に合わせたおすすめのポータブル電源をランキングで紹介します。
ポータブル電源にはあまり詳しくないけれど、今後のために購入したいと決心した方は、悩まずに選ぶための情報を掲載しています。
初めてポータブル電源を購入する場合、製品選びで後悔しないためには何をチェックすれば良いのか、基本知識も学びながら理想の1台を選定しましょう。
| Jackery ポータブル電源 1000 New | EcoFlow DELTA 3 Plus | BLUETTI AC70 | |
|---|---|---|---|
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| 本体価格 | 119,800円 | 149,600円 | 79,800円 |
| 容量・定格出力 | 1070Wh 1500W | 1024Wh 1500W | 768Wh 1000W |
| ポート数 | ACコンセント:3 USB-C:2 USB-A:1 シガーソケット:1 | ACコンセント:6 USB-C:2 USB-A:2 シガーソケット:1 | ACコンセント:2 USB-C:2 USB-A:2 シガーソケット:1 |
| 主な搭載機能 | 急速充電 UPS・パススルー機能 ソーラーパネル充電 バッテリー節約モード アプリ遠隔操作 | 急速充電 UPS・パススルー機能 ソーラーパネル充電 バッテリー拡張機能 アプリ遠隔操作 | 急速充電 UPS・パススルー機能 ソーラーパネル充電 バッテリー拡張機能 アプリ遠隔操作 |
| 重量 | 10.8kg | 12.5kg | 10.2kg |
| おすすめポイント | 1000Wh・1500Wのハイパワーで軽量ボディのため持ち運びにも◎。 初めての購入者が選びやすいモデル。 | ポート数が多く拡張も可能。同時に使用できる家電の幅が広がりやすい。 カスタムも前提に選びたい方にも。 | 768Whの容量だが定格出力は1000Wあり、小型家電の短時間使用にも◯。 アウトドアメインで購入したい場合に。 |
| 公式サイト |
ポータブル電源とは、大容量のバッテリーを内蔵した、持ち運び可能な電源です。
キャンプや車中泊などのアウトドアや、地震・台風などの災害時の備えとして、家庭に1台あるといざという時に便利で、近年人気が出ています。
スマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリーよりも大きな容量のバッテリーを内蔵しているため、使用できるデバイスや家電の幅が広いです。
そのため、モバイルバッテリーでは使用できない高出力の電力を使用する電子レンジや炊飯器、冷蔵庫、エアコン、ランタン、ヒーター、ドライヤーなどさまざまな家電に使用でき、数日間の停電が起きた際にも日常生活と変わらずに家電を動かすことができます。

ポータブル電源自体は、本体にコンセントに挿して充電する他、自然光を利用したソーラーパネルでの充電や、車の走行電力を利用したシガーソケットによる充電が可能な製品が多いです。
庭でソーラーパネルから充電しながら電動工具を充電しDIYを行ったり、キャンプに向かいながら車でポータブル電源を充電しておくこともでき、モバイルバッテリーよりも高度な性能であることが特徴です。
家庭にポータブル電源1台あれば、キャンプや車中泊に出かけた際にも、バーベキューコンロや車載冷蔵庫、電気毛布などの家電を給電でき、アウトドアがより便利になります。
またアウトドアだけでなく、数日間の停電が起きた際の備えとしても使えるため、真夏や真冬に数日間の停電が起きてしまった際にも、エアコンやヒーターを稼働させることができます。

あるいは、自宅の非常電源用として日常的に使用していくのも一つです。
停電が起きた際、瞬間的に非常電源として自動切替が行える機種があるため、例えばパソコンやゲーム機に接続しておくことで、データが飛んでしまう事態を防げます。
自宅の外でDIYや庭仕事を行う際、電動工具や草刈り機の給電に使用できるため、わざわざ自宅内のコンセントまで延長ケーブルをつなげる必要がありません。
リビングに1台置いておけば、スマートフォンやパソコンの充電スポットとして利用することも可能です。
放置しても劣化しにくいバッテリーを内蔵しているポータブル電源を選べば、使用しない際には収納しておいても、いざという時に取り出して安全に使用できます(※)。
※ただし、バッテリーの劣化を防ぐためにも、3~4ヶ月に1度は充放電を行う必要があります。
多くのポータブル電源に内蔵されているバッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、安全性が高いうえに電池としての寿命が長く、10年間は使用できる点が特徴です。
ポータブル電源を持つうえでデメリットとなるのは、本体購入時の費用です。
スマートフォンなどのデバイスの充電に使用するための小型軽量モデルだと、相場はおよそ3~5万円ほどと比較的手軽です。
より高出力な家電や電動工具の使用ができる中容量や大容量モデルは、10~20万円程度は必要になります。
ポータブル電源は内蔵されているバッテリーの容量や、搭載している機能によって製品価格が大きく異なるため、使用目的に合う製品を選ばないとオーバースペックになる可能性もあり、必要のない出費を生んでしまいます。
ポータブル電源は1台あればアウトドアや日常生活がより便利になり、今後の防災用としても備えておきたいアイテムです。
ただし、製品選びは慎重に行い、家庭の規模や目的に沿ったスペックのポータブル電源の購入をおすすめします。

ポータブル電源に内蔵されているバッテリーには、必ず容量があります。
容量が大きくなるほど、より多くの家電やデバイスを給電できたり、長時間にわたって給電できるようになります。
ポータブル電源の容量はWh(ワットアワー)という単位で表記され、「1時間あたりに使える電力量がどれくらいか」を表しています。
Wh = W(消費電力) × h(時間)
例えば、容量が500Whのポータブル電源がある場合、消費電力100Wの家電を約5時間稼働させられる、という目安になります。
ポータブル電源の製品説明欄に必ず「〇〇Wh」と掲載されており、小容量のものは「240Wh」や「600Wh」など、大容量のものは「2000Wh」や「5000Wh」など様々なクラスがあります。
ポータブル電源の容量選びは、どういう場面で使用したいか目的に合わせてベストな1台を選びましょう。
当記事では4段階にクラス分けをし、用途ごとの目安容量をまとめました。
| 容量目安 | スマホの充電回数 | 使用しやすい家電例 | 利用シーン | |
|---|---|---|---|---|
| 小型軽量モデル | 200?500Wh | 約10?30回 | ・ノートPC ・タブレット ・小型照明 | 日帰りのアウトドア、一時的な停電対策 |
| 中容量モデル | 600?900Wh | 約30?50回 | ・炊飯器 ・冷蔵庫 ・電気毛布 ・ドライヤー | 1?2泊のアウトドア、数日間の停電 |
| 大容量モデル | 1000?1900Wh | 約60?100回 | ・電子レンジ ・電気ケトル ・エアコン ・電動工具 | 数日間のアウトドアや長期停電 |
| 超大容量モデル | 2000?5000Wh | 約110?280回 | ・ほとんどの家電に対応 | 連日のアウトドアや長期停電 |
本体価格の目安:2?3万円前後
小型軽量モデルは基本的に200~500Wh程度あり、主にスマートフォンやノートパソコン、タブレット端末などのデバイスの充電がメインとなります。
スマートフォンなら10回以上、ノートパソコンは3回程度フル充電することができ、モバイルバッテリーよりも余裕のある使い方ができます。
また、さらに容量の小さな小型軽量タイプもあり、160Whまでの小型軽量モデルであれば、飛行機の機内持ち込み可能な製品もあります。
本体価格の目安:5?10万円程度
容量が600~900Whとなる中容量モデルは、ノートパソコンでも10回前後の充電が可能です。
また、炊飯器や電気毛布、ドライヤーなどの消費電力が高い家電にも対応し、1~2泊程度のキャンプや数日間の停電時にも心強い容量です。
容量が大きい分、ポータブル電源本体の重量は5~10kg程度とやや重くなりますが、持ち運び可能な範囲です。
本体価格の目安:10?20万円前後
およそ1000~1500Whを超える容量のものは大容量クラスに分類し、スマートフォンやタブレットなどのデバイス以外の家電も、余裕を持って長時間使用できます。
冷蔵庫であれば38~40時間稼働させられるため、数日間にわたる長期停電時にも慌てずに使用できたり、電子レンジや電気ケトル、エアコンなどの消費電力の大きい家電も動かる安心感があります。
ポータブル電源本体の重量はかなり重くなり、1台で10~20kgあるため、製品によっては女性一人での持ち運びが困難になるケースも。
しかし、出力ポート数が多く同時に使用できる家電が増えるため、機能を重視する方に人気の容量です。
本体価格の目安:20?30万円前後
超大容量モデルは2000Whを超える容量のバッテリーが内蔵される、高機能なポータブル電源です。
3000Whや5000Whといった圧倒的な容量も販売されており、家庭にあるほとんどの家電を長時間稼働できるため、数日間のアウトドアや災害時の長期停電に対応します。
3000Whを超える容量の場合、アウトドアや防災用としての目的の場合はオーバースペックになることもあります。
超大容量モデルは、野外イベントや施設などで使用する方や、高出力家電を長時間使いたい場合、ポータブル電源の知識がある方との相性が良い容量です。
災害が起きた際の非常電源としてポータブル電源を常備しておきたい場合は、余裕をもって1000~1500Whの大容量モデルを選ぶと安心です。
1000~1500Whを超える容量であれば、電気ケトルなどの高出力な家電を一時的に使用しても残りの容量に余裕があり、デバイスの充電も同時に行えます。
合わせて、定格出力が1500~2000Wあれば、高出力な電力を使うエアコンやヒーターなどの季節家電にも対応できます。
ただし、そこまで本格的ではなく、もっと気軽にアウトドアに使用できて、いざという時の防災用として使えるものを求める場合には、600~900Whの中容量モデルだと相性が良いです。
ポータブル電源の製品によって異なる性能は、内蔵しているバッテリーの種類や、搭載している機能の違いです。
これまで一度もポータブル電源を購入したことがない方でも、これさえ抑えておけば大丈夫というポイントを数点ピックアップしました。
細かい専門用語や知識を勉強しなくても、自分の家庭に合うポータブル電源を選ぶためのポイントを学びましょう。
ポータブル電源は基本的に2種類のバッテリーを使用しており、性能が異なります。
| リン酸鉄リチウムイオン電池 | 三元系リチウムイオン電池 | |
|---|---|---|
| 電池の寿命 | 長い 充放電サイクル:2,000回?6,000回 | 短い 充放電サイクル:500回?1,500回 |
| 発火のリスク | ◎低い | ?高い ※高温時の発熱や劣化が早い |
| 重量 | △重い | ◎軽い |
2種類のバッテリーの性能を決めるのは、充放電のサイクル数と安全性の違いにあります。
バッテリーには「充放電サイクル(※)」と呼ばれる仕組みがあり、充電・放電を繰り返すたびに負荷がかかり劣化します。
このサイクル数が多いほど性能を維持できる期間が長くなり、結果的にバッテリー寿命が長くなります。
満充電から放電して再び満充電に戻るまでを1回とカウントします。
リン酸鉄リチウムイオン電池(LFPバッテリー)は、高性能ポータブル電源で多く採用されているタイプです。発火や爆発のリスクが低く、安全性に優れているのが最大の特徴です。 充放電サイクルはおよそ2,000?6,000回あり寿命が長いため、長期間使用するポータブル電源に向いています。
その反面、低温環境では性能がやや落ちやすく、重量が重くなる傾向があります。
三元系リチウムイオン電池は、軽量かつ高出力なのが特徴で、低価格や型の古いポータブル電源などに採用されいてることが多いです。
電力密度が高いため、小型でも大きな電力を供給でき、コンパクトな設計に向いています。ただし高温時の発熱や劣化が早く、安全面ではリン酸鉄系に劣ります。
軽量であることよりも安全性を重視する場合には、耐久性や安全性に優れているリン酸鉄リチウムイオン電池を内蔵しているポータブル電源がおすすめです。
価格は多少高くなりますが、その分寿命が長いため、1度購入すれば10年程度は使用できる製品が多く、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。
ポータブル電源は電力を供給できるという仕組みはシンプルですが、製品によってさまざまな機能が搭載されています。
多くのポータブル電源に搭載されている代表的な機能は、以下のとおりです。
ポータブル電源を充電しながら、同時に他の機器へ給電できる機能。
家庭のコンセントにつないだまま待機電源として使えるため、停電対策にも役立つ。
家庭の電源が落ちても、自動でバッテリー電力に切り替わる機能。
デスクトップPCやゲーム機など、電力の強制遮断を避けたい機器に有効。
ACアダプターやPD入力を使い、通常より短時間で本体を満充電できる機能。
短時間で再充電したい人に最適。
USB-Cケーブルを使った急速充電が、複数のデバイスで同時に行える機能。
ノートPCやスマートフォンを同時に効率よく充電したい人に便利。
BluetoothやWi-Fiで接続し、スマートフォンから残量確認やモード切替を行える機能。
外出先でも操作が簡単にできる。
別売の拡張バッテリーを接続することで、容量を倍増できる機能。
長期停電や長時間の作業用途にも対応。
過充電・過放電・過熱を防ぐ安全制御機能。 バッテリーの寿命を延ばし、安全性を確保する。
ソーラーパネルを接続して太陽光で充電できる機能。
電源が取れないキャンプや災害時にも電力を確保できる。
車のシガーソケットからポータブル電源を充電できる機能。
移動中でも電力を補充可能。
一部を抜粋しただけでも数多くあるポータブル電源の機能ですが、すべて搭載されている製品もあれば、そうでないものも多いです。
予算に見合う範囲でポータブル電源を選ぶうえでは、搭載機能の選定が重要になります。
初めて購入するポータブル電源の場合、おすすめの搭載機能は以下です。

パススルー充電の機能が搭載されていれば、デバイスや家電に給電すると同時にポータブル電源の充電を行えるため、常にフル充電の状態を維持できるメリットがあります。
さらにUPS機能や自動電源切替機能が搭載されている製品だと、家庭の電力供給が停止した場合、自動的にバッテリー出力へ切替が行われます。
急な災害が起きた場合にも、ポータブル電源の充電が満タンであるか気にせずすぐに持ち出せる点もメリットです。

従来のポータブル電源はフル充電に3?5時間かかっていましたが、急速充電対応モデルはわずか1時間程度でフル充電にすることが可能です。
急なキャンプの出発や、台風・地震などの災害が差し迫っている緊急時に、短時間で大量の電力を確保できるというメリットがあります。
ただし、急速充電はバッテリーに負荷をかけるため、常時ではなくあくまでも緊急時の使用に留める必要があります。

専用アプリに対応する機能があれば、ポータブル電源本体の電源やライトのON/OFF操作、充電速度の切り替えや静音モードの切替など、あらゆる操作を遠隔で行えます。
例えばポータブル電源をテント内や車外、あるいは離れた部屋に置いている場合でも、スマートフォンアプリを通じてバッテリー残量、使用可能時間などもリアルタイムで確認できます。
初めてのポータブル電源で操作が分かりづらい際にも、アプリなら視覚的に操作しやすいためおすすめです。
これら3点の機能をマストで搭載しているポータブル電源を選ぶことで、初めてのポータブル電源でも機能面の不足感は少なくなります。
充電方法として自然光に切り替えたい場合は、ソーラーパネルに対応している製品を選びましょう。
万が一自宅が長期的に停電した場合でも、自然のエネルギーを利用してポータブル電源を充電できれば便利さが格段にアップします。
ポータブル電源を取り扱うメーカーはどこが良いのか、メーカーの知名度で選ぶべきか、それとも価格や機能を重視するべきなのか。
ポータブル電源のメーカー選びで迷う方に、各社製品の傾向や特徴を紹介します。
現在、ポータブル電源の主要メーカーは4つあり、いずれもさまざまな容量や機能のポータブル電源を取り扱っています。
国内で最も知名度があるのはAnkerで、ポータブル電源以外にもワイヤレスイヤフォンやモバイルバッテリー、ロボット掃除機などたくさんの電化製品を扱っています。
これら4つのメーカーは小容量~超大容量モデルまで、業界内でも幅広い製品を販売している特徴があります。
| 価格 | Jackery | EcoFlow | BLUETTI | Anker |
|---|---|---|---|---|
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| 容量のラインナップ | 99~5000Wh | 230~6000Wh | 128~2,764.8Wh | 192~3840Wh |
| 製品の特徴や傾向 |
軽量で直感的に操作しやすいシンプルな製品が多く、手軽に使用可能。 |
容量のラインナップが豊富でポート数が多く、拡張なども幅広く対応。 |
丸みのあるデザインが特徴で、バッテリー拡張にも対応。 |
出力ポート数が多く、製品数は少ないがBMSなど機能面は幅広く対応。 |
| UPS機能 | ◎ ほとんどの機種に搭載 | △ DELTAシリーズは自動電源切替(EPS機能)搭載 | ◎ ほとんどの機種に搭載 | ◯ 中容量以上の製品には搭載 |
| 入出力ポート | △ 製品によってはACポートが少なめ | ◎ 十分なポート数あり | ◯ シリーズによっては少なめ | ◎ 十分なポート数あり |
| 充電速度 | ◎ 最速は1時間でフル充電 | ◎ 最速は56分でフル充電 | ◯ 最速は45分で80%充電 | △ 最速は99分でフル充電 |
| バッテリー拡張 | △ 対応していない製品もある | ◎ 対応製品が多い | △ 対応していない製品もある | ◎ 対応製品が多い |
| アプリの使いやすさ | ![]() 初心者でも操作しやすい | ![]() 操作や用語を覚える必要あり | ![]() リマインダー機能なども充実 | ![]() 用語などは分かりやすい |
EcoFlowやBLUETTIは非常に高性能で機能拡張性に優れますが、その分、操作が複雑になりがちです。
また、Ankerはモバイルバッテリーの信頼性が高いものの、ポータブル電源としてはJackeryほどの軽量性・静音性に強みがありません。
ポータブル電源に余計な機能はいらない、いざという時に操作に迷いたくない、とにかく軽く持ち運びたいという方や、あまり性能に詳しくない方にとっては、シンプルで信頼性の高いJackeryがおすすめできるメーカーです。
バッテリーの拡張などのカスタマイズを行いたい場合や、アプリで遠隔操作を駆使してより快適に使用したい場合など、性能面を重視する場合にはEcoFlowがおすすめです。
EcoFlowはJackeryよりも拡張できる製品の取り扱いが多く、急速充電の速度も早いため、より高性能な使い心地を実感できます。
特にEcoFlowのDELTAシリーズという大容量のモデルは、搭載機能などが充実しています。
EcoFlowの最大容量である3000Whクラスの製品は、EV車の電力供給も可能になります。
メーカーの知名度や製品の充実度は4大メーカーほどではありませんが、他にもポータブル電源を取り扱っているメーカーがあります。
JVCケンウッドは、国内家電メーカーとして、シンプルで扱いやすい日本のユーザーニーズに合わせたデザインが特徴です。
コンパクトモデルの容量375Whから、ハイパフォーマンスモデルの1534Whまで取り扱いがありますが、製品数は少なく限られています。
同社のVictorブランドでは256Whからのコンパクトモデルもあり、JVCと同じく取っ手の大きいスタイリッシュなデザイン。
LEDライトも搭載され、キャンプや車中泊といったアウトドアに活躍します。
innowaは、主にカー用品や電子機器を扱うメーカーで、ポータブル電源も展開しています。
小型・中型容量のモデルが多く、コストパフォーマンスと携帯性に優れている点が特徴です。
より手軽なキャンプや車中泊などのアウトドア、またドライブレコーダーなどカー用品の電源確保といった用途に適しています。
AUKEYは、モバイルバッテリーやオーディオ、カーアクセサリなどを取り扱うメーカーです。
容量297Whで、丸みのあるスタイリッシュなデザインでインテリアに馴染みやすいコンパクトモデルや、バッテリー残量などがひと目で分かる4.7インチの画面を搭載した626Whのモデルなどがあります。
製品数が少なく新規製品展開もないため、ポータブル電源のメーカーとしては小規模です。
DJIは、ドローンやカメラスタビライザーの世界最大手メーカーであり、ポータブル電源も取り扱いがあります。
2048Wh、定格出力2700Wの大容量モデルもあり、過充電や過放電を防ぐBMS機能などを搭載している高機能タイプです。
500Whから2000WhのDJI Powerシリーズを展開していますが、数点のみの製品数で選べるラインナップは限られています。
上記のメーカーはポータブル電源の取り扱いはありつつも、他の電化製品を主要に販売しているため、ポータブル電源の種類や性能については4大メーカーほどではありません。
ポータブル電源を選ぶ際には、強いこだわりがない場合には、製品として充実しているJackeryやEcoFlowなどの主要メーカーから選ぶことをおすすめします。
それぞれの容量ごとにおすすめなポータブル電源を、各メーカーからピックアップしました。
当記事では、以下のとおりに容量を分類しています。
使用用途に合わせた容量の中から、自分に合う1台のポータブル電源を見つけましょう。
ポータブル電源の中で最も小さい容量に分類される、小型軽量モデルのおすすめランキングです。
小型軽量のポータブル電源を選ぶ際には、200~500Whまでの容量があり、とにかく持ち運びやすいことや、必要最低限のデバイスが効率よく充電できることを重視して選びましょう。
また、パススルー機能が搭載され、リビングやキッチンに置いて日常的に充電+デバイスや小型家電の給電ができる製品だと、より日々の生活も快適になります。
Jackery ポータブル電源 240 Newは、小型軽量ながら300Wの定格出力があるパワフルな1台です。
本体の重量はわずか3.6kgと軽量で、日常的にキッチンスペースなどで使用してもスペースをとらないコンパクトサイズです。
バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、毎日充電・給電しても約10年間使用できる長寿命型。
専用アプリを使用すれば、スマートフォンからバッテリー残量の確認やさまざまなモード切替が可能になります。
通常の充電時間はACコンセントで1.9時間ですが、急速充電に対応しているため、緊急時には最速1時間ですばやく充電が可能です。
スマートフォンは約11回、ノートパソコンは約2回のフル充電が可能で、いざという時のデバイス充電や、ちょっとした家電の給電に適しています。
| 価格 | 32,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 256Wh |
| 定格出力 | 300W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×1、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速1時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
Jackeryはポータブル電源をメインに販売している国内の主要メーカーの1つです。
こちらの記事ではJackeryに絞って小型軽量モデルから超大容量モデルまで、それぞれのおすすめ機種やユーザーの口コミについて詳しく調査しています。
Jackeryの評判や商品についてもっと詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
EcoFlowの中容量モデルのポータブル電源は、286Whの容量で定格出力600Wというパワー重視の1台です。
バッテリー容量が物足りない場合には、バッテリー追加をすることで最大858Whまで増設できるハイスペックモデル。
さらに、バッテリー増設器はワイヤレスで接続できるため、複雑なケーブルはなくても必要な容量に増やすことができます。
重量は4.7kgあり、小型軽量モデルの中では重いですが、横長で安定感のあるボディで収納性も高いです。
また、UPSとパススルー充電を搭載しているため、日常的に充電&給電をしつつ、急な停電があっても瞬時に非常電源として自動切替可能です。
ACコンセントからの充電時間はわずか1時間で満タンになるため、急いで使用したい場合に重宝します。
また、ガソリン式発電機からの充電も1時間で可能なため、外での作業中に充電しながら使用できる1台です。
| 価格 | ⇒ 33,830円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 286Wh |
| 定格出力 | 600W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×3、USB-A×2、USB-C×1、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 1時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
BLUETTI(ブルーティ)の小型ポータブル電源は、BLUETTI AORA 30 V2がおすすめです。
重要約4.3kgの軽量設計で、バッテリー容量は288Whですが定格出力は600Wあり、スマートフォンやパソコンなどのデバイスの他、ランタン、扇風機などに使用できます。
また、電力リフト機能が搭載されており、電気ケトルやヒーター、電子レンジ、ドライヤーなどの使用も問題ありません。
ACコンセントから充電した場合は急速充電に対応しているため、最速45分間で80%まで充電できる点も魅力の一つ。
BLUETTIのソーラーパネル以外の製品にも対応しており、自宅にソーラーパネルだけあるという場合でも接続可能です。
スマートフォンから専用アプリを接続して遠隔操作すれば、入力・出力のワット数の確認や各モードへの変更、バッテリーの残量が少なくなった際にはリマインダーで通知を届ける設定も可能です。
カラー展開が4色あり、好きな色を選んで部屋の色味に合わせたりできるため、一人暮らしの女性の非常電源や防災用としてもおすすめです。
| 価格 | ⇒ 22,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 288Wh |
| 定格出力 | 600W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×2、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速45分 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
小型で軽量のポータブル電源は、とにかく持ち運びがしやすいことやシンプルかつ必要な機能が搭載されていることが選ぶ際の重要なポイントになります。
小型軽量のポータブル電源に絞って、おすすめ製品の比較や便利な機能について紹介していますので、こちらの記事も併せて参考にしてみてください。
キャンプや車中泊などのアウトドアに向いている、中容量モデルのおすすめランキングです。
600~900Whクラスの容量があれば、高出力なドライヤーや調理家電なども使用しやすく、デバイスの充電と同時に使用できるため用途の幅が広がります。
中容量モデルになると重量が10kg近くに達するものもあり、持ち運びをする場合には重すぎないものを選ぶことも重要です。
また、出力ポート数が十分に確保できるタイプだと、同時に使用できる家電の量が増えて便利。
さらに、容量が足りないと感じる際にあとからバッテリー拡張ができるとなお良し。
Jackeryの中容量モデルでおすすめなのは、バッテリー容量640WhのJackery ポータブル電源 600 Newです。
ACコンセントを使えばわずか1.7時間でフル充電でき、アウトドアに行く朝に急いで充電することも可能です。
本体サイズはA4用紙よりも小さく、収納する際やキャンプテーブルの上に置いても邪魔になりにくいサイズ感。
重量は6.4kg、2Lペットボトルが約3本分という、同容量モデルの中では軽量型に設計されています。
薄型でスッキリとした本体デザインですが、積んでいるバッテリーは充放電サイクルが6000回ある高機能な1台です。
定格出力は500Wあり、スマートフォン充電は約30回可能で、デバイスの他にも炊飯器や冷蔵庫、テレビ、電気毛布などの家電なら十分に使用できます。
| 価格 | ⇒ 59,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 640Wh |
| 定格出力 | 500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×2、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速1.7時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
BLUETTIの中容量クラスのポータブル電源では、定格出力が1000Wのハイパワーモデル、BLUETTI AC70がおすすめです。
本体は10.2kgと重量がありますが、出力ポートと入力ポートが前面にまとまっているため収納性は悪くありません。
AC電源は2口、USB-A、USB-Cともに2口、シガーソケットも1口搭載しており、使用感としては十分な1台です。
型としては新しくないものの、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、約3000回の充放電サイクルに耐えられる設計です。
アプリの遠隔操作にも対応しているため、急速充電の切替や電源のOn、Offなども操作が簡単です。
また、最大500Wと高出力のソーラーパネルに対応し、約2時間でフル充電できる点がポイントです。
自然光でより効率的に充電を行いたい場合、ハイスピードでエネルギーチャージが可能です。
| 価格 | ⇒ 38,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 768Wh |
| 定格出力 | 1000W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×2、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速45分で80%充電 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
EcoFlowの小型軽量モデルRIVERシリーズより、容量768Wh、定格出力800Whというパワフルなポータブル電源のEcoFlow RIVER 2 Pro。
最新モデルではありませんが出力ポート数が多く、ACコンセントは4口、USB-Aは3口、USB-Cも1口搭載されています。
特にACコンセントが多い設計のため、デバイスの充電はもちろん、アウトドアやDIYなどで使用する電動工具や作業灯などの使用だと相性が良いです。
本体は8.25kgとやや重めですが、バッテリー寿命は約10年間、停電時の自動電源切替機能、アプリの遠隔操作など必要最低限の機能は問題なく搭載しています。
持ち手部分が飛び出ており背面部分はややかさばる形状で、どっしりとしているサイズ感ではありますが、スタイリッシュさよりも実用的な機能を求める場合には適しています。
X-Boost機能によるバッテリー拡張を行えば最大1000Wの家電を動かせるため、電子レンジなどの高出力家電にも十分に対応できます。
| 価格 | ⇒ 39,600円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 768Wh |
| 定格出力 | 800W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×4、USB-A×3、USB-C×1、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 70分 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
ポータブル電源の中でもっとも人気のある、容量1000~1900Whクラスのおすすめランキングです。
大容量モデルではデバイスの充電はもちろん、高出力な家電や長時間利用したい家電などにも向いており、数日間のアウトドアや停電時に役立つポータブル電源です。
大容量モデルを使用する場合は、定格出力が1500Wあれば、ひと通りのデバイスや家電に対応できます。
また本体の重量はかなり重く、メーカーに寄っては15kgを超える製品もあるため、女性一人で持ち運ぶのが大変なケースもあります。
大容量モデルのポータブル電源を選ぶ際には、同容量モデルの中でもできる限り軽量な15kg以下の製品を選ぶと、いざという時に安心です。
大容量モデルは10万円を超える価格帯のため、1度購入したら長く使用できてコストパフォーマンスに優れていることも重要です。
Jackery ポータブル電源 1000 New(JE-1000D)は、Jackeryが持つポータブル電源の機能をほぼ搭載している高スペックな1台です。
容量1000Whクラスの中では軽量な10.8kgで、やや重みがあるものの女性一人でも運べる重量に設計されています。
ブラックの他にサンドゴールドのカラー展開もあり、明るい色合いを好む場合にも◯。
出力ポートにはAC電源が3口、USB-Cは2口、USB-Aが1口と十分な数があり、デュアルPD充電にも対応。
デバイスを複数充電しながら電子レンジや炊飯器、冷蔵庫、電気毛布などの給電にも使用できる余裕があります。
また、バッテリー寿命を1.5倍に延長できる「バッテリー節約モード」や、長期間放置しても自然放電を抑えられる「超ロングスタンバイモード」を搭載。
緊急時に使おうとしたら充電がなかったという事態を避けられるため、日常使いはしないけれど防災用に保管しておきたい家庭にもおすすめです。
| 価格 | 119,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 1070Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×3、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 1.7時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |

さまざまなデバイス周辺機器や電化製品を販売するAnker(アンカー)から、1056Whの大容量モデルのポータブル電源が販売されています。
重量は12.9kgと軽量で、持ち手部分が側面についているコンパクトサイズで、大容量なのに使い勝手の良さが光る1台です。
定格出力は1500Wあり、AC出力ポートは6口と多く、デバイス用にもUSB-C、USB-Aともに2口ずつ搭載されているため、急な停電時にも家庭にある90%以上の家電を使える余裕感があります。
UPS機能、急速充電、アプリでの遠隔操作、バッテリーの安全機能搭載など、大容量クラスのポータブル電源に必要な機能をほとんど搭載している1台です。
さらに拡張バッテリーに対応し、容量は最大2112Whまでグレードアップできるため、日常的にフルでポータブル電源を使用したい方にもおすすめです。
| 価格 | 119,900円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 1056Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×2、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速58分 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
EcoFlowのDELTA 3 Plusは、EcoFlowのポータブル電源の中でも新しく発売されたモデルです。
本体は12.5kgと同容量モデルの中では軽量で、本体に取っ手が直接ついているため、片手でも持ち上げやすく安定感のあるデザイン。
横置きにしても問題なく使用できるため、キャンプや車中泊などでも使い勝手が良い点がポイントです。
定格出力は1500Wという十分な出力パワーがあり、ほとんどの生活家電、調理家電などを使用可能です。
ACコンセントのポートが多いため、高出力な電子レンジ+継続的に給電したい冷蔵庫など同時に使用できる家電の幅が広いです。
さらにX-Boost機能を使えば最大2000Wまで同時に給電でき、急な停電があっても元の生活とほぼ変わらない給電が可能です。
DELTA 3 Plusは急速充電に対応している他、500Wのソーラーパネルに対応したPV入力ポートが2つあり、自然光でもすばやい充電が可能。
バッテリーの拡張にも対応しているDELTA 3 Plusは、カスタムして使用したい方にはおすすめの1台です。
| 価格 | ⇒ 67,320円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 1024Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×6、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 最速56分 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| パススルー充電 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
ポータブル電源の最大容量クラス、2000Wh以上のモデルのおすすめランキングです。
2000Wh以上の容量があれば、アウトドアや停電時の使用だけでなく、野外イベントや施設、電動工具を使用する作業場などでも使用しやすくなります。
ただし、2000Whを超えるポータブル電源は1台あたり20万円以上の価格帯となるため、なかなか手が出しづらくもあります。
家庭用としては3000Whクラスを超えるとオーバースペックになる可能性があるため、強いこだわりがない場合には、費用面も考慮して3000Wh以下の製品を選ぶと良いです。
また、容量が大きくなるほどポータブル電源本体の充電時間も必要となります。
停電が起きた際に充電が十分でないと、容量や定格出力が十分であっても残量がギリギリな中使用せざるを得なくなり、本来の給電パワーを発揮できません。
ほとんどの大容量モデルには急速充電機能が搭載されていますが、その充電時間が短いことをポイントに選びましょう。
さらに、大容量モデルの場合には重量が20kgを超えると運ぶのが困難になるため、20kg以下の軽量設計であることや、本体の底面にキャスターがついている製品を選ぶと使い勝手が良くなります。
EcoFlowの超大容量モデルは、バッテリー容量を3072Wh積んでいるDELTA 3 Ultra Plusです。
一つ下の下位モデルに「DELTA 3 Ultra」があり、こちらはバッテリー容量の増設ができませんが、Plusシリーズでは最大11,264Whまで拡張が可能です。
DELTA 3 Ultra Plusの定格出力は3000Wあり、ほとんどの家電を動かすことができるため、使い方によってはオーバースペックとなる点も理解しておきましょう。
重量は33.7kgと重く、女性一人では運ぶのが困難となりますが、本体にキャスターとハンドルが付いているため、持ち運び時にはキャリーバッグのように引いて移動することができます。
ハイパワーのポータブル電源でありながら、600W以下で使用した場合の動作音はわずか25dB以下で、図書館の環境音よりも静かです。
長く使用できる長寿命の電池を使用し、製品保証も5年間あるため、一度購入すれば他のポータブル電源は一切必要なくなります。
| 価格 | ⇒ 221,880円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 3072Wh |
| 定格出力 | 3000W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×5、USB-A×3、USB-C×1、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 2.6時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
ポータブル電源 2000 New(JE-2000D)は、超大容量モデルの中でも家庭用として必要なスペックが備わっている1台としておすすめ。
定格出力は2200Wあり、電子レンジやコーヒーメーカー、バーベキューコンロなど1000Wの出力を超える家電も十分に使用できます。
Jackery Japanでは2000Whクラスでも小型・軽量であることを目指し、40%の小型化、34%の軽量化を行い重量を17.9kgに抑えています。
同容量クラスで、持ち運びのしやすさやコンパクト感を求める方は、スペック&軽量の両方を良いとこ取りができます。
惜しい点としては、同容量クラスの製品よりも出力ポート数がやや少ない点。
また、高出力の家電を何台も同時に動かしたい場合には定格出力が足りない場合もあり、その際には同容量モデルの「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」を選べば、定格出力3000Wを確保する方法も一つ。
JackeryのPlusシリーズはバッテリー容量の拡張ができるため、2000 Plusだと最大5,060Whまで拡張することができます。
ただし重量は2000 Newよりも10kg追加され27.9kgとなるため、重量が気になる場合には2000 Newを選択したほうが使い勝手は良いです。
| 価格 | 239,800円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 2042Wh |
| 定格出力 | 2200W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×3、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 2時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
BLUETTIの超大容量クラスをまとめたElite&Apexシリーズでは、容量2764.8Wh、定格出力3200Wを実現するハイパワーなモデル、BLUETTI Apex 300がおすすめです。
通常の容量に加えて、電力リフト機能を搭載することにより、最大6,400Wまで対応しています。
高出力な家電を一斉に使用してもW数に余裕があり、家庭にある家電はおよそ24時間稼働できる1台です。
ただし、USBタイプの出力ポートを搭載していないため、ACコンセントの家電の非常電源に限定した使用方法となります。
BLUETTI Apex 300は急速充電に対応しており、ソーラーパネルとAC充電の組み合わせた場合は45分間で80%までチャージできるため、緊急時に使用したい場合にも役立ちます。
省エネ設計で待機中の電力消費量はわずか20Wと少なく、充電の減りが遅い点もポイント。
ソーラーパネルを使用した充電もわずか1.2時間の高速充電が可能のため、電力元がない場合でも安心できます。
重量はやや重いのが難点ですが、BMS機能、UPS機能、バッテリー拡張機能などが搭載され、ポータブル電源上級者の方でも満足しやすい機能面です。
| 価格 | ⇒ 169,600円 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 2764.8Wh |
| 定格出力 | 3200W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 出力ポート | AC×6、シガーソケット×1 |
| 充電時間 | 2.2時間 |
| パススルー充電 | 対応 |
| アプリ遠隔操作 | 対応 |
| 保証期間 | 5年 |
ポータブル電源はまだすべての家庭に備えられているものではなく、モバイルバッテリーを使用したことはあってもポータブル電源は持ったことがない、という方が大半です。
ですが、失敗したくないからといって安易に価格の安すぎるポータブル電源を選ぶと、思わぬトラブルが起きる可能性も。

使用しているバッテリーが三元系リチウムイオン電池の場合は価格が非常に安く、型も古いことが多いです。
発熱のリスクがあるポータブル電源は避けて、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているポータブル電源や、バッテリーの劣化を防ぐ機能を搭載しているポータブル電源を選ぶことが大切です。
持ち運びやすい小型軽量モデルから、家電をフルで使用しやすい超大容量モデルまでのおすすめ一覧の中で、全体的に注目したいのはJackeryのポータブル電源です。
アメリカ発の海外メーカーだったJackeryは、現在では国内にJackery Japanとして企業を展開し、購入前後のサポートなどを行っています。
Jackeryでは取り扱うポータブル電源の種類が多く、新しいモデルが頻度良く開発されています。
初めての方でも安全にポータブル電源を使用するために、バッテリーの種類やBMS機能などさまざまな点を見直しています。
古くなった型のポータブル電源だけを安く販売しているスタンスではなく、常に高品質なポータブル電源を選べるという点でも、迷った際に選ぶメーカーとしてJackeryをおすすめします。