2025.12.01
2025.12.04
Jackery(ジャクリ)は、キャンプや車中泊、災害時の非常用電源として備えておきたいポータブル電源をメインに販売している、国内でも主要メーカーの一つです。
軽量でコンパクトなのに高機能であると評判ですが、実際のところ口コミは本当なのか、Jackeryポータブル電源について調査しました。
この記事では、Jackeryの主要モデルのスペックや価格を比較し、小型軽量モデルから超大容量モデルまで、バッテリー容量ごとのおすすめ機種をピックアップします。
実際にJackeryポータブル電源の製品を使った人たちの口コミから、つい勝手や利便性などの意見をピックアップ。
Jackeryポータブル電源はどれを選べば良いのか分からない方は、おすすめ製品情報を元に、失敗のない1台を選びましょう。

Jackery(ジャクリ)は、ポータブル電源の主要メーカーでもあり、数多くの製品を販売する2012年に創業したアメリカの企業です。
日本法人として2019年に株式会社Jackery Japanが生まれ、現在では日本製品のJackeryポータブル電源やモバイルバッテリーを販売しています。
元々はモバイルバッテリーを扱っていましたが、アウトドアブームの加速や自然災害などの影響からバッテリー容量の大きいポータブル電源の開発・製造に取り組み始め、国内外でさまざまな賞を受賞しています。
Jackeryの製品は、ACコンセントを使用しての通常充電、ソーラーパネルによる太陽光充電、シガーソケットによる走行充電の3種類です。
通常の付属品としてACアダプターを使用して、家庭のコンセントに挿して充電を行うのがスタンダードな充電方法です。
製品モデルによって充電時間は異なり、フル充電まで7時間程度かかるものから、最短1時間の急速充電が可能なモデルもあります。
ソーラーパネルは別売り製品となりますが、電気を使うことなく自然光から充電できるため、例えばアウトドアで日中に充電して夜に給電を行うことが可能です。
また、充電時間は5~35時間程度と長くなりますが、車の走行を利用してシガーソケットからの充電もできます。キャンプ地へ向かう時間を利用できる、効率的な充電方法です。
ポータブル電源は本来、本体のバッテリーを充電してから、スマートフォンや家電などのデバイスにつなげて給電する流れです。
Jackeryではパススルー充電が行えるため、コンセントでJackeryポータブル電源本体を充電しながら様々なデバイスに給電できます。
コンセントを挿しっぱなしにしてもバッテリーにダメージを与えないため、日常的に室内で色々なデバイスの電源としても利用可能です。
※充電電力よりも同等以下の電力で出力することが条件です。また、Jackeryはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用しているモデルが多数あり、毎日使用しても10年間使用できる寿命の長さが特徴的です。
Jackery独自のiOS/Android対応アプリがあり、本体をBluetoothやWi-Fiで接続することで様々な管理機能が遠隔操作できます。
本体のバッテリー残量の確認や本体に搭載されているLEDライトの切替、自動電源機能、省エネや静音などのモード切替が手元のスマートフォンから操作できます。
また、Jackeryポータブル電源の「Newシリーズ」では、アプリから急速充電モードに切り替え可能できるため、急な予定変更ですぐに出発しなければならないときや、大規模な停電が迫っているとき、手元ですぐに操作できて便利です。

Jackeryに搭載されている基本的な機能やバッテリー容量は、他のポータブル電源とそこまで大きな差はありません。
その中で、Jackeryの最大の特徴は軽量で持ち運びやすく、非常電源としてはシンプルで使いやすい点です。
最小のバッテリー容量である240Whクラスのモデルは、重量が3kgと軽量で女性や子供でも運びやすいです。
容量が小さいモデルにもアプリ連携や急速充電モードの切替えがあり、使用できる家電には制限があるものの、機能が分かりやすく劣るということはありません。
Jackeryで家庭用として人気なのは1000~1500Whクラスの容量ですが、その中でも「Pro」「Plus」「New」バージョンといった上位モデル版が複数あり、家庭の人数や利用シーンごとに選べる選択肢が多いです。
最大容量としては5000Whクラスまで販売されており、家庭用だけでなく野外イベントなどでも使用できるモデルまで揃っています。
Jackeryで家庭用として人気なのは1000~1500Whクラスの容量ですが、その中でも「Pro」「Plus」「New」バージョンといった上位モデル版が複数あり、家庭の人数や利用シーンごとに選べる選択肢が多いです。
最大容量としては5000Whクラスまで販売されており、家庭用だけでなく野外イベントなどでも使用できるモデルまで揃っています。
Jackeryのポータブル電源の多数ある製品の中で、どのモデルを選べば良いのかが分からない方のために、おすすめモデルと各スペック、価格などを一覧にしました。
バッテリー容量が小さいモデルから大容量モデルまで、使用シーンや家庭環境に合わせて適した1台を選ぶ際の参考にしてください。

| モデル名 | 価格 | 定格出力 | ポート | 重量 | 使用例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 240 New | 32,800円 | 300W | AC×2 USB-A×2 USB-C×1 シガー×1 | 3.6kg | スマホ充電 11回 扇風機 16時間 |
| 500 New | 59,800円 | 500W | AC×2 USB-A×1 USB-C×2 シガー×1 | 5.7kg | スマホ充電 24回 テレビ 8時間 電動ドリル 1.1時間 |
| 600 New | ⇒ 55,900円 | 500W | AC×2 USB-A×1 USB-C×2 シガー×1 | 6.4kg | スマホ充電 30回 炊飯器 1.6時間 冷蔵庫 37時間 |
| 900 | 129,800円 | 1500W | AC×3 USB-C×2 シガー×1 | 10.8kg | スマホ充電 45回 電子レンジ 48分 エアコン 0.9時間 |
軽量でコンパクトなサイズの小型軽量モデルや中容量モデルでは、最小容量の99Whから販売されています。
600Whを超える容量のものは通常価格で10万円近くなりますが、AC電源用のコンセントやUSB-TypeCのポートが2口以上あるなど、使い勝手が充実しています。

| 製品名 | Jackeryポータブル電源 600 New |
|---|---|
| 価格 | ⇒ 55,900円 |
| バッテリー容量 | 640Wh |
| 定格出力 | 500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 約6000回サイクル |
| 充電時間 | ACコンセント充電:1.7時間 ソーラーパネル200W:3.8時間 AC+ソーラー充電:1.1時間 |
| 重量・サイズ | 6.4kg 約31.1×20.5×15.7cm |
| アプリ対応 | ◎ |
| 保証期間 | 最長5年 |
小容量モデルの中でも特に「ポータブル電源 600 New」は、先に発売されていた「500 New」よりも25%容量を増やしたモデルです。
スマートフォンやPC、タブレットの充電はもちろんのこと、電気毛布や車載冷蔵庫、炊飯器などの小型家電ならば十分に使用できる容量で人気です。
他のモデルのサイズ感とは異なり、高さが低い形状となるため、置き場所もコンパクトになります。
Jackeryポータブル電源600 NewはACコンセントからの充電ならば最速1.7時間でフル充電が可能になり、朝に充電しても昼から使用できる急速充電にも対応しています。
充電しながら使えるパススルー機能や、10年間使用できる長寿命の高耐久LFPバッテリーを使用しているため、価格の割に長く使えるコスパの良さも魅力です。
現在は期間限定の割引対象となっているため、通常価格よりも安く購入できてお得です。
小型で軽量のポータブル電源は持ち運びがしやすく、1つ持っておくと停電時の非常電源やキャンプなどで活躍します。
こちらの記事では、シンプルな機能で、かつ価格が安く、コストパフォーマンスの面でもおすすめできる小型のポータブル電源を紹介しています。
まずは利用しやすい小型のポータブル電源を買いたい方は参考にしてみてください。

| モデル名 | 価格 | 定格出力 | ポート | 重量 | 使用例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1000 New | 119,800円 | 1500W | AC×3 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 10.8kg | スマホ充電 45回 電子レンジ 0.8時間 冷蔵庫 38時間 電動ドリル 4時間 |
| 1000 Plus | 168,000円 | 2000W | AC×3 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 14.5kg | スマホ充電 65回 液晶テレビ 14時間 コーヒーメーカー 1.3時間 |
| 1000 Pro ※3次元リチウムイオン電池 | ⇒ 82,390円 | 1000W | AC×3 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 11.5kg | スマホ充電 55回 電子レンジ 0.8時間 車載冷蔵庫 38時間 ヘアアイロン 11時間 |
| 1500 Pro | 129,870円 | 1800W | AC×3 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 17kg | スマホ充電 74回 車載冷蔵庫 90時間 電気毛布 17時間 |
| 1500 Ultra | 239,800円 | 1800W | AC×3 USB-A×1 USB-C×2 シガー×1 | 17.5kg | 作業灯 12時間 草刈り機 2時間 電動ドリル 6.5時間 |
Jackeryのポータブル電源の中で最も人気があるのは、1000~1500Whクラスの大容量モデルです。
1000Whを超える容量のモデルは重量もあり、およそ10~20kg弱あるため、女性は一人で持ち運びするのはやや困難となります。
ですが、数泊の車中泊やキャンプなどで想定される小型家電の使用や、生活家電としての冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器など電力が高い家電も問題なく使用できる容量です。
1000Whの容量モデルには、それぞれ1000 New、1000Plus、1000 Proのシリーズがあり、内蔵しているバッテリーの種類や寿命が異なります。
| モデル名および容量 | 内蔵バッテリー | 長寿命&安全性 | 軽量 | アプリ対応 |
|---|---|---|---|---|
| 1000 New 1000 Plus | リン酸鉄リチウムイオン電池 | ◎ | △ | ◎ |
| 1000 Pro 1000 | 三元系リチウムイオン電池 | △ | ◎ | × |
内蔵バッテリーにリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している1000 New、1000 Plusモデルは、10年間使用できる長寿命で安全性の高さが魅力です。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用している場合は重量が重くなりがちですが、1000 Newでは「CTB(セル・トゥ・ボディ)技術」という自動車で使用される技術を採用しており、比較的軽量なモデルになっています。

| 製品名 | Jackeryポータブル電源 1000 New |
|---|---|
| 価格 | 119,800円 |
| バッテリー容量 | 1070Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 約4000回サイクル |
| 充電時間 | ACコンセント充電:1.7時間 ソーラーパネル400W:3時間 ドライブチャージャー600W:3時間 |
| 重量・サイズ | 10.8kg 32.7×22.4×24.7cm |
| アプリ対応 | ◎ |
| 保証期間 | 最長5年 |
1000~1500WhクラスのJackeryポータブル電源の中で迷った場合には、価格がお手頃な1000 Newがおすすめです。
寿命が長く安全性の高いバッテリーを搭載しつつ、出力ポート数は他モデルと差がないため、同時に使用できるデバイスの数に差がありません。
定格出力も1500Wあるため、電力の高い電子レンジや電気ケトル、エアコン、炊飯器なども十分に使用でき、数日間の停電ならば問題なく役立ちます。
もしも定格出力が1500Wで物足りない場合には、2000Wある1000 Plusを選択するのも一つです。
Jackeryでは製品サイズを見直して体積を20%、重量を31%削減しており、1000 Newのサイズも同容量の他社製品よりコンパクトなサイズです。
キッチンカウンターに置いた場合には、5.5号炊きの炊飯器や中型のホームベーカリーなどに近いサイズで、他の調理家電と同様に並べておいてもスペースを圧迫しません。
防災の備えとしても、休日に庭で行うDIYなどでも使用しやすい1000 Newモデルはおすすめです。

| モデル名 | 価格 | 定格出力 | ポート | 重量 | 使用例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2000 New | 239,000円 | 2200W | AC×3 USB-A×1 USB-C×2 シガー×1 | 17.9kg | スマホ充電 80回 電子レンジ 1.5時間 冷蔵庫 72時間 エアコン 2時間 |
| 2000 Plus | 285,000円 | 3000W | AC×5 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 27.9kg | スマホ充電 80回 電子レンジ 1.5時間 冷蔵庫 58時間 エアコン 2.3時間 |
| 2000 Pro | 285,000円 ※現在品切れ | 2200W | AC×3 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 19.5kg | スマホ充電 80回 電子レンジ 1.5時間 冷蔵庫 55時間 エアコン 2時間 |
| 3000 Pro | 146,650円 | 3000W | AC×5 USB-A×2 USB-C×2 シガー×1 | 29kg | 電子レンジ 2.2時間 冷蔵庫 68時間 エアコン 3.5時間 |
2000Whを超える超大容量のJackeryポータブル電源では、出力用のACコンセントが3つ以上となり、Type-C用のUSBポートが2つ以上搭載となります。
スマートフォンの充電は80回以上、パソコンやタブレットは約20~30回以上の充電が可能です。
あらゆる調理家電や生活家電にも対応し、炊飯器、冷蔵庫、電気毛布、テレビなどの長時間使用や、電子レンジやエアコン、電気ケトル、コーヒーメーカーなどの高出力の家電も数台同時に使用できる余裕があります。
2000Whを超える容量のポータブル電源は、日常使いだけだとオーバースペックとなる可能性がありますが、長期的な災害時には大いに役立ちます。
特に2000 Newは自然放電を抑制する技術を使用しており、充電が満タンの状態で放置しても自然放電は5%に抑えられます。
とはいえ、購入してから災害時まで一度も使用していない状態で使用するよりも、最低3ヶ月に1回は動作確認を含めて充電、放電を行うようにしましょう。

| 製品名 | Jackeryポータブル電源 2000 New |
|---|---|
| 価格 | 239,800円 |
| バッテリー容量 | 2042Wh |
| 定格出力 | 2200W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 約4000回サイクル |
| 充電時間 | ACコンセント充電:2時間 ソーラーパネル200W:15時間 ドライブチャージャー600W:5.6時間 |
| 重量・サイズ | 17.9kg 33.5×26.4×29.2cm |
| アプリ対応 | ◎ |
| 保証期間 | 最長5年 |
2000 Newは、容量の大きいモデルの中でも重量・サイズともに最小のため、持ち運びや収納などがしやすい手軽さが魅力です。
定格出力が2200Wあるため、自宅にある生活家電やキャンプ地で使用する調理家電、DIYで使用する電動工具など、ほぼすべての家電が使用できるうえ、3つ以上のACコンセントで同時に給電でき、使用家電の選択肢も広がります。
長期保管向けにバッテリーの寿命を1.5倍に延長できる「バッテリー節約モード」や、自然放電を抑える「超ロングスタンバイモード」を搭載しています。
バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、4000回の充電・放電を繰り返しても工場出荷時の70%の電池容量を確保する、長寿命設計です。
さらに、震度7の揺れに対応する耐震性能で、大規模の地震災害にも耐えられる安全性もメリットです。
Jackeryのポータブル電源を使用している方の口コミは、どのような評判となっているのか調査しました。
Jackery公式サイトや各通販サイトのレビュー、掲示板、各SNSで投稿されている体験談や感想を元に、ポジティブな口コミ・ネガティブな口コミの意見と、調査した実態をまとめています。

Jackeryポータブル電源を利用した方は、軽量である点や操作面の使いやすさの点で、特に評価の高い口コミが多いです。
また、充電時間の短さや静音である点など、効率面や日常生活内での馴染みやすさも好評のポイントです。
Jackeryポータブル電源240 Newの利用者からは、想定以上に軽量でコンパクトだったため嬉しいという声が多いです。
スマートフォンやパソコンなど最低限のデバイスのみ充電できれば良いという方によって、重量が5kg以上あるポータブル電源を管理するのは大変です。
また、500 Newの利用者も同じく軽量・コンパクトである面を評価しており、「自宅でよくブレーカーが落ちるためUPS機能(※)を目的に使用しているが十分に使える」という意見がありました。
パススルー充電機能が搭載されているモデルは、電力トラブルが発生した際、瞬時にポータブル電源の内蔵バッテリーからの給電に自動で切り替えることが可能です。
他社の大容量・高出力モデルでは、アプリ設定や拡張バッテリーの接続、充電モード設定などが複雑なケースもあります。
特に海外メーカー製品や非正規輸入品などは、説明書が不自然な日本語であったり、液晶ディスプレイやアイコンの配置も分かりにくいものも多いです。
Jackeryでは表示やボタンが分かりやすく、直感的に使用できるデザインなうえに、すべてのモデルで説明書なども分かりやすくなっています。
Jackeryのポータブル電源は充電時間の短さも特徴の一つです。
ポータブル電源業界では平均6~8時間の充電時間となり、Jackeryでも通常製品は7.5時間程度の充電時間となります。
ですが、急速充電に対応している「New」「Plus」「Pro」の製品名が付いているJackeryのモデルは、ACコンセントならば通常時でも1~2時間でフル充電することができます。
| シリーズ名 | 通常の充電時間 ACコンセントの場合 | 特徴 |
|---|---|---|
| New シリーズ 例:240 New、1000 New | 約1~2時間 | 通常充電でも高速。 アプリで設定できる「緊急充電モード」により最短1時間でフル充電が可能。 |
| Plus シリーズ 例:1000 Plus、2000 Plus | 約1.7時間~2時間 | 通常のAC充電が高速(約1.7時間)。 長寿命化と大容量拡張性に優れる。 |
| Pro シリーズ 例:1000 Pro、2000 Pro | 約1.8~2時間 | AC充電が高速。 高出力と軽量化を両立。 |
特にJackeryポータブル電源のNewシリーズは、240~3000Whクラスの全モデルが急速充電対応となっているため、シガーソケットやソーラーパネルによる充電時間も短縮できます。
Jackeryポータブル電源240 Newの場合、シガーソケット充電は5時間、ソーラーパネルは最短3.3時間となっており、他モデルよりも半分程度の時間で充電できる効率的な仕様です。
Jackeryのポータブル電源は、充電中の動作音が静かという口コミが多く、静音設計な点が評価されています。
1000 Newモデルの場合、充電中の動作音はわずか22dB以下で、木の葉のそよぎや時計の秒針が鳴る音に近い静音レベルです。
モデルの種類によって騒音レベルは少しずつ異なりますが、特に静音設計となっているのは以下の通りです。
| 製品名 | 静音レベル | レベルが近い音 |
|---|---|---|
| 1000 New | 22dB以下 | 木の葉のそよぎ、時計の秒針の音 |
| 3000 New | 30dB以下 | ささやき声、図書館の静けさ |
| 500 New | 36dB以下 | しとしと降る雨の音、静かな病室 |
| 240 New | 36dB以下 | しとしと降る雨の音、静かな病室 |
また、Jackeryポータブル電源の中には、静音充電機能が搭載されているものがあります。
アプリから「静音充電モード」に切り替えると、充電中の動作音を30dB以下に抑えてくれる機能で、静かな山でのキャンプ中、寝室などでも音が気にならずに過ごせます。
ただし、音の感じ方は個人差があり、口コミでは「音が気になる」という意見もあり、ポータブル電源はまったく無音というわけではないことは理解しておきましょう。

Jackeryポータブル電源を使用した方の口コミでは、ネガティブな声も多少あります。 選ぶモデルによっては重量が重すぎると感じたり、本体のデザインなど、「かゆいところに手が届くまではあと一歩」と言えるポイントが数点あります。
モデルによっては、「大きさや性能は問題ないが重い」という口コミがあるものもあります。
非常電源用として購入したため、頻繁に持ち運びしないのでは問題はないという声もありますが、キャンプや車中泊などで定期的に使用する場合には、やはり重量は気になるポイントです。
Jackeryは他社製品のポータブル電源よりも全体的に軽量なモデルとなっていますが、バッテリー容量が1500Whを超えるモデルになると、重量は17kgを超えるため重く感じます。
20kg以上のモデルだと、女性が一人で持ち運ぶには困難な場合が多く、重量の問題はJackeryに限らずすべてのポータブル電源の共通デメリットでもあります。
ただし、Jackeryでは20kgを超える容量の大きいモデルには本体の底にタイヤが搭載されているため、持ち運びがしやすくなっています。
底にタイヤが付いていないモデルでも、別売りで専用キャリーカートが5,980円~販売されているため、持ち運びの頻度が多い場合には検討してみましょう。
ポータブル電源は容量によって使用用途や価格が大きく異なり、大きいもので10~20万円ほどします。
高い金額を出して失敗したと後悔しないためには、目的に合ったポーダブル電源を選べるようになることが大切です。
こちらの記事では、ポータブル電源の容量別の選び方やおすすめの製品について解説していますので、ライフスタイルに合わせて選びたい方は参考にしてみてください。
Jackeryのポータブル電源本体にある、シガーソケットや出力ポートなどに埃よけのカバーがあると良かったという口コミが数件ありました。
非常電源用として購入した場合には、長期的に倉庫や棚の中にしまっておく方も一定数おり、その際に埃のダメージを防げるゴムキャップなどを求める方もいます。
ブレーカーが落ちた際のバックアップ用やデバイスの充電先として日常的に使用している場合には、カバーがない点はあまり気にならないポイントです。
倉庫や物置に長期保管する予定の場合には、シガーソケットや出力ポートに埃やゴミが詰まらないように工夫して保管しましょう。
ですが、いざ災害が起きた際に「どこにポータブル電源を収納したか分からない」「物置へポータブル電源を取りに行くのが困難だ」という事態になるケースもあります。
理想としては、最低3ヶ月に1回は使用し、充電・放電を行うことで自然放電によるバッテリーの劣化を抑えることが必要です。
おすすめとしては、Jackeryポータブル電源の購入後はいつも目につく場所に置き、日常使いすることです。
自宅内で日常使いしておけば、いざという時の操作面にも困ることなく、モード切替えやアプリの操作などもスムーズになります。
その上で埃対策を行い、ポータブル電源本体の管理をしていきましょう。
Jackeryポータブル電源は基本的に本体の前面に出力ポート(給電)や主電源、LEDライトのボタンなどがあり、本体の背面に入力ポート(充電)が並んでいます。
容量の小さいモデルの場合、背面の入力ポートには薄いカバーが付いていますが、ACコンセントなどを挿すとカバーが邪魔に感じるという口コミがありました。
カバーは完全に折れるわけではなくやや中途半端な開き方のため、小容量サイズでも壁に寄せておくこともしづらいサイズ感です。
急速充電に対応しているモデルの場合には、充電時間は1.5~2時間程度と短くそこまで大きな問題ではありません。
しかし、急速充電に対応していない240、500、600、1000など通常モデルの場合には、充電時間が7~8時間と長いため、室内では邪魔に感じやすい可能性があります。
大・小の差はあれど、背面の入力ポートのカバーは必ず付いているため、購入する際には充電時間が1~2時間で終わる急速充電タイプ「New、Plus、Pro」のいずれかを選ぶことで、多少は気になりにくくなります。
また、Jackeryポータブル電源 1000 Newなどの高スペックモデルは側面に入力ポートがあり、製品によっては収納性が高いです。
Jackeryポータブル電源の利用者による口コミやレビューでは、おおむね高評価の製品です。
特に業界内でも小型設計で軽量である点、持ち運びのしやすさ、静音性、操作性など「使いやすさ」の点での良い口コミが多数あります。
また、「充電時間の短さは想像以上だった」という声も多く、急な災害が迫ってきたときや、キャンプ出発前の時間がない場合でもすぐに充電できる点がメリットです。
実際のシーンでJackeryのポータブル電源が大いに活躍したという口コミも多くあり、使用感については評価の高い製品です。
一方で、背面のカバーの形や埃カバーの有無など、細かいデザイン性や利便性ではやや劣るとの声も。
Jackeryは容量によって少しずつボタンの配置や背面のデザインが異なるため、選ぶモデルによっては気になる操作面などが出てくる可能性もあります。
Jackeryポータブル電源を選ぶ際には、実際に利用したいシーンはどんなときなのか、使用目的を整理したうえで選択しましょう。
また、中には専用アプリやWi-Fiに対応していないモデルもあるため、ポータブル電源の購入前にはJackery公式サイトのスペック表を必ず確認してください。

Jackeryの充電方法の一つとして、太陽光充電ができるソーラーパネルが別売り製品で購入、またはポータブル電源とのセット購入ができるのは、Jackeryの大きな特徴の一つです。
しかし、ソーラーパネルは付属品だと思っていたという口コミが数件あり、始めからセットで使用できるイメージを持つ方も少なくありません。
Jackeryのソーラーパネルは全部で7製品あり、折りたたみ式か一枚ものか、片面発電タイプか両面発電タイプかなど、種類が豊富に揃っています。
最安のタイプで17,900円、高機能なタイプで86,600円しますが、ポータブル電源とのセット販売も行っています。

| 製品名 | Jackery Solar Generator 100 Plus 40 Air ポータブル電源 ソーラーパネル |
|---|---|
| 価格 | 33,800円 |
| バッテリー容量 | 99Wh |
| 定格出力 | 128W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 約2000回サイクル |
| ソーラーパネル充電時間 | 5.5時間 |
| 重量・サイズ | ポータブル電源:1.2kg ソーラーパネル:0.9kg(13インチ) |
| アプリ対応 | ? |
| 保証期間 | 最長5年 |
Jackeryでソーラーパネルとセット購入できる小型軽量モデルは、手のひらに乗るサイズのポータブル電源です。
バッテリー容量が最小の99Whで、重量も1.2kgと飛行機に持ち込めるサイズで、Jackeryブランドの中では最も軽量なポータブル電源です。
セット購入できるSolarSaga 40 Air ソーラーパネルは、折りたたむとわずか13インチのタブレットサイズになるため、持ち運びしやすいミニソーラーパネルです。
ポータブル電源本体にACコンセントによる出力ポートがないため、スマートフォンやパソコン、タブレットのデバイス専用バッテリーとして使用するのがおすすめです。
スマートフォンは約8回、ゲーム機は約7時間使用できるため、軽量型としては十分な利便性です。
また、ポータブル電源本体のカラーは2色あり、ブラックまたはサンドゴールドから選べます。
より明るくおしゃれなカラーデザインのポータブル電源を持ち運びたいという方にもおすすめです。

| 製品名 | Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル |
|---|---|
| 価格 | 152,600円 |
| バッテリー容量 | 1070Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 約4000回サイクル |
| 出力ポート | AC×3 USB-A×1 USB-C×2 シガー×1 |
| ソーラーパネル充電時間 | 5.5時間 |
| 重量・サイズ | ポータブル電源:10.8kg ソーラーパネル:3.2kg(約23インチ) |
| アプリ対応 | ◎ |
| 保証期間 | 最長5年 |
Jackeryのポータブル電源の中でも人気の大容量1000Whクラスより、1000 Newモデルと四つ折りタイプの100Wソーラーパネルのセット製品です。
ポータブル電源本体の出力ポートにはACコンセントが3つあり、定格出力は1500Wあるため、ほぼすべての調理家電や生活家電に対応しています。
Jackeryポータブル電源 1000 Newは、専用アプリと連携して遠隔操作が可能な点や、10年間使用できる長寿命のバッテリー、パススルー機能で充電+給電の同時使用が可能な点などメリットが多く、基本的に欲しい機能はほぼ搭載しているモデルです。
セット販売しているソーラーパネルは両面発電できるタイプで、わずか8時間でフル充電で完了し、急速充電にも対応しています。
折りたためば片手に抱えて持ち運べるサイズになり、付属品として収納バッグが付いてくるため、持ち運びすることを想定された親切な設計です。
災害時の備え用以外でも、数日間のキャンプや車中泊、休日のDIY、室内の非常電源用として常に使いやすいモデルです。
十分なスペックがあるポータブル電源とソーラーパネルとセット購入を考えている方におすすめです。

Jackeryの他に、ポータブル電源の主要メーカーとして「Anker(アンカー)」があります。
国内ではワイヤレスイヤフォンや掃除機などを販売するメーカーで、Jackeryよりも幅広い種類の電化製品を扱っています。
どちらもポータブル電源の製品仕様は似ており、販売されている容量や製品数も近く、どちらを購入すべきか迷っている方も多くいます。
その場合、JackeryとAnkerは基本サービスの違いを確認して購入するのがおすすめです。
| Jackery | Anker | |
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
| バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 容量のラインナップ | 99Wh~5040Wh | 192Wh~3840Wh |
| 古いポータブル電源の 無料回収サービス | あり 国内販売品のJackeryポータブル電源本体の回収 ※送料元払いで送付 | あり 故障品、正規取扱店以外で購入した中古製品なども回収OK ※送料元払いで送付 |
| 保証期間 | 最長5年 | 最長5年 |
JackeryとAnkerは、どちらも国内で販売されるポータブル電源の主流メーカーです。
Jackeryはポータブル電源とモバイルバッテリーをメインに販売しているメーカーですが、Ankerはパソコン周辺機器やプロジェクター、スピーカー、3Dプリンターなど幅広い製品を販売しているため、国内での知名度が高くより身近なメーカーです。
バッテリーの種類はどちらも同じリン酸鉄リチウムイオン電池を使用していますが、充電・放電のサイクル数はJackeryのほうが高いため、より長寿命であると言えます。
どちらもリン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源をメインに販売していますが、型の古い製品は3次元リチウムイオン電池を使用しているため、購入時には注意しましょう。
使用していない古いポータブル電源があれば、Jackery、Ankerそれぞれ無料で回収できるサービスも備えられています。
保証期間は、製品登録をすることで延長期間を設けられるため、両社ともに最長5年間のサービスが受けられます。
基本サービスに大きな違いはありませんが、無料回収できる製品の幅が広いのはAnkerです。
そのため、自宅に回収してほしいポータブル電源がある場合や、つなげたいデバイスが多い場合にもポート数の多いAnkerが向いています。
ポータブル電源を初めて購入する場合や、そこまで詳しくは無いという場合にはJackeryで購入すると分かりやすいです。
回収したいポータブル電源があり、かつある程度製品の知識がある場合や、色々なデザインやサイズ感からポータブル電源を選べたほうが良い場合にはAnkerを選ぶのがおすすめです。
最小の容量モデルはJackeryが240Wh、Ankerは192Whから販売しており、どちらも軽量型で手軽なサイズです。
JackeryはAnkerよりも横幅があり置いたときに安定感のあるデザインですが、奥行きと高さはAnkerのほうが大きく、体積としてはAnkerのほうが大きく重量もペットボトル1本分は重いです。
より軽量型を求める場合にはJackery、持ち運びを想定する場合には縦長でストラップ付きのAnkerを選びましょう。
小型軽量モデルに限らず、全体的な製品のサイズ感や重量はJackeryの軽量で、ポータブル電源の異なる容量同士でもデザインや操作面の統一感があります。
また、容量クラスごとに製品名が付けられているJackeryのほうが選びやすいというメリットもあります。
ただし、ポート数の多さはAnkerや他製品のほうが多い場合があるため、より高度な使用方法を考えている場合にはJackery以外を選ぶのも一つです。
国内の主流メーカーの中でも、Jackeryはより初心者向きのポータブル電源を選びたい方に向いています。
バッテリー容量などのスペックは申し分なく、他社製品と同等のものを取り扱っていますが、製品によっては出力ポート数が少ないため、同時に使用できるデバイスや家電が少ないと感じるケースもあります。

しかし、長時間同時に接続する家電はそこまで多くはないため、必要最低限のポート数があれば良いという場合には問題なく使用できます。
Jackeryは小型軽量モデルから大容量モデルまで取り扱いがありますが、全体的に軽量であること、コンパクトであることを重視して設計されています。
容量によって形状が大きく異なる他社製品が多い中、統一したデザインとサイズ感がポイントの一つ。
特にNewシリーズやPlusシリーズでは、長寿命バッテリー、急速充電やアプリ遠隔操作、LEDライト、UPS&パススルー機能など必要な機能がほぼ搭載されています。
ポータブル電源の主流メーカーの中では、より初めてのポータブル電源購入で小型軽量モデルを探している方や、高機能さでNew・Plusシリーズを選びたいという方にJackeryをおすすめします。