2025.11.20
2025.12.03
高級ドライヤーに買い替えたいけれど、そもそも安価なドライヤーと何が違うの?
カラーリングで傷んだ髪は高級ドライヤーで本当にツヤツヤになる?
高級ドライヤーは短時間で乾かせるって本当なの?
ヘアケア機能が搭載され、ヘアドライ時間を短縮できると人気の高級ドライヤーですが、気になっているけれど高くて手が出せないという方も多いはず。
数万円する高級ドライヤーに替えて意味があるのか、ドライヤーだけで髪質は変えられるのか、どの機種を選べば良いのか分からないという方のために、今注目の高級ドライヤー比較を特集しました。
スカルプモードや冷温切替などの機能性や本体の重さ、何が高級なのかを比較した結果で、買い替えるべき高級ドライヤーが見つかります。
| Brighte シャワードライヤー | ReFa(リファ)ドライヤースマートW | KINUJO(キヌージョ)ヘアドライヤー | |
|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
| 価格 | 39,600円 | 40,000円 | 35,200円 |
| 特徴 | ミスト機能 プラス&マイナスイオン LED搭載 遠赤外線 | マイナスイオン 遠赤外線 | マイナスイオン 遠赤外線 |
| 最大風量 | 2.58㎥/分 ※自社測定、ブーストアタッチメント装着、3段風量(強)時 | 1.2㎥/分 | 2.2㎥/分 |
| 重さ | 357g ※本体のみ | 520g | 363g |
| おすすめポイント | ナノ化ミストの噴射で、髪を乾かすと同時にうるおいを感じられるドライヤー。 シャワー型で軽量&コンパクトサイズのため収納もしやすい。 | センシングプログラムで頭皮と毛先それぞれの理想のヘアドライを実現。ハイドロイオンの発生でツヤ感とまとまりどちらも叶えてくれるドライヤー。 | 自動温冷調節付きで、髪を内側からすばやく乾かすことでで美髪を目指せるドライヤー。ヘアケア&頭皮ケアモード搭載で仕上がりも満足しやすい。 |
| 公式サイト |

美容家電の一つである高級ドライヤーとは、一般的な価格帯のドライヤーに比べて搭載されている機能が高性能で、価格帯もワンランク上のドライヤーを総称しています。
一般的なドライヤーとは、「濡れた髪を乾かす」目的に特化しており、冷風または温風が出る必要最低限の機能で設計されています。
価格帯は安いもので3,000円から1万円台までのものが、いわゆる一般的な機能のドライヤーであることが多いです。
一方で、高級ドライヤーと呼ばれる部類に相当するものは、「濡れた髪をすばやく乾かす」目的に加えて、
など、あらゆるヘアケアを行うための機能も搭載されています。
例として、頭皮をケアすることを目的としたスカルプ機能や、マイナスイオンを発生させ髪がまとまりやすくなる機能、頭髪までの距離や温度を自動感知して風の温度をコントロールするセンシング機能などがあります。
安価なドライヤーと高級ドライヤーで大きく異なるのは、熱による髪や頭皮への負担に配慮しているかどうかです。

髪の表面は、タンパク質を主成分としたウロコ状の細胞「キューティクル」に覆われています。
キューティクルには紫外線や摩擦などの外部からの刺激を防いだり、髪内部の水分やタンパク質が流出するのを防ぐ役割があります。
キューティクルが剥がれてしまうと、髪表面にツヤがなくなり指通りが悪くなったり、髪同士が絡まりやすくなったりします。
キューティクルは、濡れている状態だと柔らかくなるため剥がれやすくなります。
60℃を超えるドライヤーの熱を当てると、髪のキューティクルがさらに剥がれやすくなるため、低温で速乾性のあるドライヤーですばやく乾かすのが理想のヘアドライです。

カラーリングやブリーチはキューティクルを強制的に開いて薬剤を浸透させる仕組みのため、繰り返すことでキューティクルは傷んで剥がれやすくなります。
温度の高い温風で毎日ヘアドライしたり、濡れた髪を放置してしまうとカラー剤の色素の落ちが早くなり、カラーリングやパーマの持ちが悪くなってしまいます。

濡れた頭髪を放置して寝てしまうと、頭皮環境が乱れ菌が増殖することで、フケやかゆみ、炎症などのトラブルが起こりやすくなります。
また、頭皮が熱ダメージを受けると地肌が乾燥してしまったり、湿気が残ってしまうことで頭皮が冷え、血流が滞ることで髪へ栄養が行き届かなくなるため、結果として薄毛トラブルを招くことにもなりかねません。
濡れた髪はキューティクルが開いている状態のため、洗髪後は速く乾かすのが基本です。
しかし、安価なドライヤーだと一定の温度しか使用できなかったり、風量が小さいため乾くのに時間がかかるケースが多いです。
髪は同じ場所に長時間温風を当てることでオーバードライを招き、パサつきや乾燥の原因となります。

高級ドライヤーの場合は風量が大きいため乾くのが速く、髪への熱ダメージに配慮した仕様が特徴です。
また、温風にマイナスイオンを発生させることで静電気による扱いづらさを軽減しやすい設計で、髪の状態を心地よく保ちながら髪を乾かすイオン機能が搭載されているものもあります。 さらに、遠赤外線などを搭載している高級ドライヤーの場合は、温度の高い風ではなく、低温度の風を髪に当てることで、熱ダメージを避けながらすばやく乾かすケースもあります。
高級ドライヤーでも一般的なドライヤーでも、濡れた髪をすばやく乾かすという機能に違いはありません。
ですが、髪が乾くまでの時間を短縮できたり、乾かした後の髪の毛のツヤやまとまり感を味わえたり、頭皮ケアができたりなど仕上がりの満足さを目的とする場合には、高級ドライヤーを使用する価値は十分に味わえます。
高級ドライヤーであれば、どれを選んでも間違いないというわけではありません。
およそ3万円以上の価格帯に分類される高級ドライヤーですが、中には5万円台、10万円台、15万円以上のものなど、メーカーや機種によってさまざまです。
基本的には性能と価格は比例していますが、搭載されているヘアケア機能の種類が異なったり、最大風量や本体の重量、デザインなども異なります。
自分に合う高級ドライヤーを見つけるために、いくつかある比較ポイントを抑えておきましょう。
高級ドライヤーで重視したいのは、とにかく速く乾くかどうかです。
個人の毛量や室温など人によって環境は異なりますが、ドライヤーの機能面としては最大風量がどれくらい出るのか、また速く乾くために工夫された機能はあるのかという点に注目しました。

㎥/分は1分間に送り出すことができる空気の総量を表す単位です。
一般的には1.3㎥/分で設計されているものが多く、ショートヘア~ミディアムヘアの場合は1.5㎥/分以上のものを選べばスピーディに乾かせます。
ロングヘアの場合は、1.9㎥/分以上の風量が出るドライヤーを選ぶと、短時間で効率的に乾かせるためおすすめです。
| 価格 | 最大風量 | 風量調節 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|
Brighte シャワードライヤー![]() | 39,600円 | 2.58㎥/分 ※自社測定、ブーストアタッチメント装着、3段風量(強)時 | 3段階 | 低温風&遠赤外線を組み合わせた設計で髪の内側から乾かす。 ナノ化ミストで髪にうるおいを感じられる新感覚ドライヤー。 |
KINUJO(キヌージョ)ヘアドライヤー![]() | 35,200円 | 2.2㎥/分 | 3段階 | パワフルな風量でロングヘアも速乾できる。 冷風&温風の自動切替機能付き。 |
SHARP プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901![]() | 35,980円 ※オープン価格 | 7.4㎥/分 | 4段階 | プラズマクラスター搭載の大風量ドライヤー。 髪を立体的に押し上げるドレープフロー技術で広範囲を乾かす。 |
ホリスティックキュアーズ ドライヤーRp.![]() | 33,000円 | 2.4㎥/分 | 2段階 | テラヘルツ波の柔らかい風で乾かす。 別売りの瞬間吸水タオルを併用するとさらに速乾性がプラス。 |
ヤーマン リフトドライヤー![]() | 37,510円 | 3.0㎥/分 | 3段階 | 独自技術の高い風量で乾かす時間を短縮。 自動温度調整で、低温を維持してオーバードライを防ぐことも可能。 |
高級ドライヤーの中でも、髪と頭皮をすばやく乾かすことができる大風量のものは、基本的に2.0㎥/分以上のパワーを搭載しています。
その中でも、より機能が充実しているドライヤーを選定しました。

高級ドライヤーの中でも風量が大きく、より広範囲の髪と頭皮に風を送ることができるのは「SHARP プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901」です。
2台分のドライヤーで同時に髪を乾かすドレープフロー技術を採用した当モデルは、他社製品よりも強いパワーの風を当ててすばやく乾かすことができます。
ただし、通常のドライヤーの形とは異なりノズルがないデザインとなるため、好みは分かれる可能性も。

ダイソンのドライヤーは独自開発のモーターと、「羽のない扇風機」のメカニズムであるエアマルチプライヤーテクノロジーを搭載しています。
最大風量が3.0㎥/分と強く、髪に熱を当てる時間を大幅にカットできるため、ダメージを軽減しながら濡れた髪が乾きます。
またアタッチメントを装着し、記憶させた使用時の風速や温度を自動で調整するオート設定も可能です。
本体重量が712gとやや重いですが、短時間の使用なら問題ないという方には向いています。

Brighte(ブライト)のシャワードライヤーは通常のドライヤーのデザインとは異なり、シャワー型の軽量モデルです。
ブーストアタッチメント装着時の最大風量は2.58㎥/分*もあり、独自技術を搭載。
遠赤外線を組み合わせた構造によって髪を外側だけでなく、内側から均一に乾かすため、まとまりのある仕上がりに。
濡れた髪をすばやく乾かしながらもナノ化ミストを組み合わせてうるおいを感じられる、新感覚のドライヤーです。
高級ドライヤーは髪や頭皮を心地よく乾かすだけでなく、熱ダメージへの配慮、うるおい感を与える、カラーリングの退色を感じにくいなどの機能を備えています。
キューティクルや頭皮の乾燥を守るためには低温モードが搭載されているドライヤーがおすすめですが、中には熱を感知して一定温度に保つ機能が備わっているものもあります。
髪の静電気やパサつきを抑えるマイナスイオン機能、頭皮を守るスカルプ機能、温風・冷風の自動調節機能などが搭載されているかを確認しましょう。

| 価格 | 搭載機能 | ヘア&頭皮ケア機能 | |
|---|---|---|---|
Brighte シャワードライヤー![]() | 39,600円 | マイナスイオン LED 遠赤外線 | ミストモード |
KINUJO(キヌージョ)ヘアドライヤー![]() | 35,200円 | マイナスイオン 遠赤外線 | GLOSSモード(ツヤ出し) SCULPモード(頭皮ケア) SWINGモード(温冷自動切替) |
SHARP プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901![]() | 35,980円 ※オープン価格 | マイナスイオン | SENSINGモード(自動温度・距離感知) BEAUTYモード(温冷自動切替) GENTLEモード(冷風・小風量) SCALPモード(頭皮ケア) |
ホリスティックキュアーズ ドライヤーRp.![]() | 33,000円 | マイナスイオン テラヘルツ波 | AIRY LED(ハリコシ・ボリュームUP) MOIST BLUE(しっとり・ボリュームDOWN) CURE(頭皮・キューティクルケア) COOLモード(冷風) |
ヤーマン リフトドライヤー![]() | 55,000円 | マイナスイオン 遠赤外線 フェイスケア LED | UPモード(低温+大風量) SHINYモード(高温でツヤ出し) SMOOTHモード(ポイントセット用) SCALPモード(頭皮ケア) FACEモード(美顔ケア) |
パナソニック ナノケア アルティメイト EH-NC80![]() | 84,150円 ※オープン価格 | ミネラル マイナスイオン 高浸透ナノイー | ・パーソナルメニュー MOIST(パサつき軽減) STRAIGHT(うねり軽減) AIRY(ボリュームアップ) SMOOTH(手触りをなめらかに) ・モード 温冷リズムモード(ツヤ・まとまり出し) 毛先集中ケアモード(毛先ケア) SCALPモード(頭皮ケア) SKINモード(肌のうるおいケア) |
さまざまなヘアケア、頭皮ケアの機能を搭載している高級ドライヤーがあり、各機種でモードを選択して髪や頭皮の状態に合わせて使いこなせます。
ここでは、特にカラーリングした髪や頭皮の乾燥が気になる方におすすめの3台をピックアップしました。

カラーリングや紫外線、乾燥などによって髪の傷みが激しい場合や、頭皮の乾燥に悩んでいる方に特におすすめなのが、Brighte シャワードライヤーです。
他の機種とは異なり、細かなモード選択はなく、基本的にはミストを使用するかしないかのみとなります。
シンプルな操作ながら、プラスイオンとマイナスイオンの相乗効果で仕上がりにまとまりを感じられます。
搭載された2種類のLEDが、頭皮のエイジングケア*とベタつきが気になる方の頭皮環境のケアが可能です。風量や風の温度は各3段階から調節可能で、最後に冷風で仕上げることも可能です。
複雑な操作はなく、髪を乾かしながら髪や頭皮をすこやかに保ちたい方におすすめです。

KINUJO(キヌージョ)へアドライヤーにはマイナスイオン発生機能付きで、乾かした時に発生しやすい静電気を抑えながら、毛先までなめらかに仕上げます。
温度切替は3段階あり、低温でのヘアドライも可能のため、髪のカラーリングの退色にも配慮しています。
また、3つのモードが搭載されており、髪のツヤ出しと頭皮ケアの他に、温風と冷風を自動切替することで熱によるダメージに配慮した機能も完備しています。
髪のカラーリングを長持ちさせたい方や、自由にケアモードを切り替えて使用したいけれど、難しい操作は避けたい方におすすめです。

ホリスティックキュアーズ ドライヤーRp.は、テラヘルツ波を発生させる独自技術を搭載し、柔らかい風で髪をいたわりながら乾かすため、仕上がりに満足したい方にもおすすめです。
使用できるヘアケア・頭皮ケアモードが多彩にあり、ボリュームアップ、ボリュームダウンモードを切替できるため、個人の髪質や毛量に合わせやすい機種です。
濡れた頭皮やキューティクルに配慮した低温度ですばやく乾かすCUREモードや、仕上げにツヤを感じられるための冷風モードも選べるため、ヘアケアの手順に慣れている方は使いやすいです。
高級ドライヤーは、いくら髪や頭皮に良いものだからといっても、使いにくい機種だとストレスになります。
使いにくいドライヤーの特徴としては、本体が重いもの、本体が大きすぎるもの、電源コードが短すぎるもの、ノズルの長さと好みが合わないものなどです。
特に重視したい本体の重量は、一般的なドライヤーの平均重量である600gを超えるものは、重さがストレスになる可能性があります。
さまざまなデザインがある高級ドライヤーから、軽量でコンパクトなものをピックアップしました。

| 価格 | 本体の重さ | コードの長さ | ノズルの折りたたみ | |
|---|---|---|---|---|
Brighte シャワードライヤー![]() | 39,600円 | 357g ※本体のみ | 1.9m | ノズル無し |
KINUJO(キヌージョ)ヘアドライヤー![]() | 35,200円 | 348g | 2m | ◯ |
ホリスティックキュアーズ ドライヤーRp.![]() | 33,000円 | 460g | 3m | ✕ |
SHARP プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901![]() | 35,980円 ※オープン価格 | 515g | 1.7m | ノズル無し |
リファ ドライヤースマートW![]() | 40,000円 | 520g | 1.7m | ◯ |
パナソニック ナノケア アルティメット EH-NC80![]() | 84,150円 | 590g | 1.7m | ✕ |
ヤーマン リフトドライヤー![]() | 55,000円 | 414g | 1.8m | ✕ |
使いやすいドライヤーはハード面の便利さ以外にも、操作のしやすさやモード切替の分かりやすさなども選定ポイントの一つです。
複雑な操作がなくても髪と頭皮に優しい風を送り、ケアできるという点も考慮し、使いやすい高級ドライヤーとして以下3商品をピックアップしました。

キヌージョのヘアドライヤーはスマートなデザインで、ノズルが長いタイプですが折りたたむことができるため、収納しやすいメリットがあります。
本体の重量が348gと、一般的なドライヤーの600gのおよそ半分しかない軽量型で疲れにくい。
手に持つとコンパクトサイズなのにパワフルな風量で乾かすことができ、ロングヘアでもヘアドライ時間が短くなったと感じられます。

Brighteのシャワードライヤーはノズルの無いシャワーヘッド型のドライヤーで、他の機種とは異なります。
重量(本体のみ)は357gと軽く、最大風量が強いため細かく動かさなくても乾きやすい点が便利です。
ただし、折りたたみなどはできないため、洗面所などに置き場所を作り収納をスッキリさせたい場合には、別売りの専用スタンド(2,970円)を購入するのがおすすめです。

リファから販売されているドライヤーのスマートWは、本体重量は520gとやや重めですが、長いノズルが折りたたみできるため収納や持ち運びは便利です。
また、変圧器がなくても海外での使用が可能なドライヤーはそこまで多くはないため、旅行が多い方にも役立つ1台です。 基本のドライヤーの形を選びたく、かつ旅行や出張が多いという方には向いているドライヤーです。
数多く販売されている高級ドライヤーの中でも、速乾性とヘアケアのバランスが取れ、使いやすさも兼ね備えているドライヤーを選定しました。
各ドライヤーの比較ポイントは以下の3点です。
せっかく高級ドライヤーを購入するからには、操作が複雑で分かりにくい・重い・ヘアケアの効果を感じられないといったものを選んでは意味がありません。
毎日使うものだからこそシンプルな操作で疲れにくいことや、使うごとに仕上がりの質感の変化を実感できる高級ドライヤーを選んでいきましょう。
高級ドライヤーとしての価値を十分に感じられる機種はどれなのか、選定したおすすめの商品は以下です。
美容家電メーカーであるBrighteから販売され、次世代の高級ドライヤーとして注目されているのが、ミスト機能付きシャワードライヤーです。
カートリッジの装着をして、髪を乾かすと同時にミストが噴射され、従来と異なる使用感を楽しめる新感覚のドライヤーです。
ミストは髪の毛の約80分の1というナノサイズの粒子で、髪表面になじみやすくうるおいを感じられます。
また、髪の表面を整えるプラスイオンと、髪のまとまりを向上させるマイナスイオンを搭載しており、頭皮の乾燥感やベタつきが気になる方にも、心地よく使いやすい仕様です。
ミストなしでも頭皮や髪のことを考えたドライ設計になっています。
本体はシャワーヘッドのような形状ですが、MAXの風力は自社測定2.58㎥/分と大風量モデルです。
本体の重量(質量)は約357gとドライヤーの平均重量である600gを下回るため軽いドライヤーを探している方にもおすすめです。
美容家電メーカーのリファ(ReFa)から発売されているドライヤーは、濡れた髪や頭皮に与えるダメージを軽減させるため、センシングプログラムを搭載しています。
感知システムによって頭皮は50℃、髪は60℃までに風の温度を自動コントロールし、髪と頭皮に優しいヘアドライを行います。
また、ドライヤー内部にはイオナイザーを搭載、風の吹出口にはセラミックをコーティングすることで、温風にイオンと遠赤外線が融合したハイドロイオンを発生させ、髪にうるおい感とまとまり感をサポートします。
濡れた髪と頭皮を乾かす際には、頭皮用のSCALPモードと毛先用のMOISTモードを選択できます。
ヘアケアモードがシンプルで、頭皮と髪のどちらかを乾かすかのみを選択すれば良いため、操作が簡単な点がメリットです。
収納の際にはハンドルをねじりながら折りたたむことができ、旅行先や出張先にも持ち運び可能で、海外での使用にも一部対応しています。
重量は520gと重すぎることはありませんが、高級ドライヤーの中ではやや大きめのサイズのため、理解のうえで購入しましょう。
さらに、COOLボタンの搭載はなく冷風の使用はできない点についても注意してください。
キヌージョは、美髪ケアを専門としたヘアドライヤーやアイロンを販売するメーカーです。
超遠赤外線を発生させる天然鉱石を採用し、髪の内側からすばやく乾かすテクノロジーを採用しています。
最大風量は2.2㎥/分と高く、頭皮と髪への熱の負担に配慮しながらすばやく乾かすことが可能です。
マイナスイオン発生機能や温度調節の中で選べる低温設定により、カラーリングした髪の毛にも使いやすく色持ちを意識したヘアドライがしやすい点もポイントです。
また、キヌージョにはヘアケアモードが3つ搭載されており、温風と冷風を自動で切り替える「SWINGモード」や、髪と頭皮を守る「SCULPモード」、仕上げに髪のツヤを出す「GLOSSモード」を自由に切り替えできます。
本体の重量は363gと軽量で疲れにくく、扱いやすいスマートなデザインで、2021年にはグッドデザイン賞を受賞した実績もあります。 高機能ですが難しい操作は必要ないため、すぐに乾いて髪と頭皮に優しいシンプルなドライヤーを求める方におすすめです。
大手家電メーカーSHARPのドライヤーシリーズの中でも、人気なのがプラズマクラスターを採用したドレープフロードライヤーです。
毎分約10万回転する小型モーターを搭載しており、約7.4㎥/分という広範囲に風を送るため、低温でもすばやく乾きます。
プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させることで髪をうるおいでコーティングし、キューティクルやヘアカラーの色落ちを守ります。
また、プラズマクラスターによって静電気の発生を抑えられるため、髪のパサつきや広がりに悩む方にもおすすめです。
ドライヤー本体と髪の距離をセンサーで測り、AIで髪の表面の温度をコントロールする「SENSINGモード」を搭載しています。
さらに、キューティクルの引き締めを行うために冷風と温風を交互に当てる「BEAUTYモード」や、約50℃の温風で地肌をいたわる「SCALPモード」、風量と温度を下げて子供にも安全に使える「GENTLEモード」など、搭載されているヘアケアモードが多彩です。
アプリを使用して好みの温度や時間、使用モードを記憶させておくことができるため、自分だけの好みのドライヤーにカスタマイズできる高性能ドライヤーを求めている方におすすめの1台です。
大手家電メーカーパナソニックでは、独自開発のイオン成分「ナノイー」の技術を搭載する、ナノケア(nanocare)シリーズのドライヤーを発売しています。
ナノイーは微細化し水分を多く含んだイオンで、髪にうるおいを感じられたり、キューティクルを美しく見せてまとまりを感じられる役割があります。
ナノケアドライヤーは現時点で4シリーズありますが、その中でも「EH-NC80」のドライヤーはシリーズ史上最もうるおいを与える技術を搭載しています。
EH-NC80はナノイーの18倍水分発生量を持つ高浸透ナノイーの第2世代として開発されたため、同じナノケアシリーズでも髪と頭皮へのうるおい度に違いがあります。
また、風量の自動コントロール機能やスカルプモード、毛先の集中ケアモードなど、あらゆるヘアケア機能が搭載されています。
同シリーズのワンランク下にはEH-NC50があり、風量や温風温度などに差はありませんが、パーソナルメニューとして「SMOOTHモード」の有無や付属品など一部に差があります。
両シリーズとも販売価格は5万円を超える高級ドライヤーですが、ナノケアにこだわりたい方や、短期間で仕上がりの変化を感じたい方にはおすすめです。
ホリスティックキュア ドライヤーRp.は、ドライヤーやネイル、サプリメント、スキンケアアイテムなどあらゆる美容商品を取り扱うメーカー、ホリスティックキュアーズが販売する高級ドライヤーです。
Rp.には処方箋という意味があり、ダメージを受けた髪をいたわる技術を搭載したドライヤーとして人気があります。
ホリスティックキュアドライヤーRp.では、リニアモーターなどで使用されているBLDCモーターという技術を採用し、軽量ながら高速回転と低速回転を実現。
さらに2種類の天然鉱石を本体内部や通風孔、ノズルなどに配合することで、低速回転でテラヘルツ波を発生させ、髪のキューティクルを意識したツヤ感のある仕上がりを目指しやすい設計です。
選べるヘアケアモードは、髪の速乾とボリュームアップを促す「AIRY RED(エアリーレッド)モード」、髪を整えボリュームダウンを促す「MOIST BLUE(モイストブルー)モード」を切り替えて使用できます。
髪表面のパサつきが気になるときに、キューティクルを意識した風当てがしやすい「CUREモード」も搭載し、髪を乾かしながらケアできます。
ただし、コードを含めた重量は約755gと重く、本体のみでも460gのため、軽量型の高級ドライヤーを求める方はやや疲れやすい可能性もあります。
コードは約3mあるため広い部屋でも使いやすいですが、洗面所など限定的な部屋で使用するには使いづらい場合も。
美容家電メーカーのヤーマンから販売されているドライヤーは3シリーズあり、中でも頭皮ケアと美顔ケアを同時に行えるリフトドライヤーがおすすめです。
独自開発されたリフトヘッドを装着でき、美髪と同時に美顔を目指す方のための専用ドライヤーです。
基本の髪を乾かして整えるヘアケアモードは、温風と冷風を使いながら速乾のヘアドライを実現します。
低温&大風量で乾かす「UPモード」、髪にツヤ感を演出しやすい「SHINYモード」、前髪や毛先のセット用に使える「SMOOTHモード」を使いこなすことができます。
リフトドライヤーはさまざまな機能の中でも、ドライヤーの先端に柔らかいゴムが搭載され、髪を乾かしながら毎秒約100回の音波振動で頭皮まわりをマッサージできる「SCALPモード」が特徴的です。
そのほか、フェイスライン周りを引き上げるようにマッサージを行える「FACAモード」の切り替えが可能で、ヘアケアとフェイスケアを1台で行えます。
ドライヤー本体は大きめですが、重量は約414gと本体自体は軽量なので、ドライヤーの重さが気になる方は使いやすいです。
付属品としてリフトヘッド、吸込口カバー、吸込口リングが付いてくるため、届いた日からヘアケア&フェイスケアが可能です。
レプロナイザーは、 株式会社リュミエリーナが販売する高級ドライヤーシリーズで、過去3D・4D・7D・27D・107Dというさまざまなシリーズを開発しています。
レプロナイザーシリーズの研究チームは量子レベルの物理学から応用し、独自開発した「Bioprogramming技術」を採用。
強い風量で熱い風でも髪や頭皮へのダメージを軽減しながら、使えば使うほど髪にうるおいとツヤを与えるような独自技術は、レプロナイザーならではの特徴です。
レプロナイザーのシリーズ「レプロナイザー 107D Plus」は、価格16万円を超えながらも人気があり、速乾性や仕上がりの良さが好評です。
レプロナイザーは複雑なヘアケアモードなどは搭載されておらず、髪をすばやく乾かしながらうるおいとツヤを感じられる仕上がりを目指しやすいシンプルな設計の高級ドライヤーです。
レプロナイザーは直営の実店舗があり、大丸東京店や伊勢丹新宿店などで、実機を体験して購入することも可能です。
2025年10月17日発売の新型「プロナイザー4D Plus」は、重さは約631gと標準的ですが、本体はやや大きめのため人を選ぶ商品です。
いくら高級ドライヤーを手に入れたとしても、正しいヘアドライ方法を実践しなければ、あまり意味がありません。
一般的な安価のドライヤーとは異なり、短時間で効率的に乾かすことができる高級ドライヤーですが、より仕上がりに満足したい場合や、頭皮環境も意識したいと思っている場合には、効果的なドライ方法を覚えておきましょう。
これまで、ドライヤーはただ髪に風を当てるだけだったという方も、今日からできる正しいヘアドライの手順を身につけてください。

洗髪後、ドライヤーを当てる前の準備として重要なのが、タオルドライです。
温風や乾燥によるダメージを最小限に抑えるため、濡れている髪と頭皮の水分を取っておきましょう。
タオルドライすることで風を当てる時間も短縮でき、ヘアドライがより効率的になります。
ゴシゴシ擦らず、 タオルで髪を挟んで優しくポンポンと叩くように水分を吸い取ってください。
髪の根元はタオルの上から頭皮をマッサージするように水気を取ると効果的です。

タオルドライ後に使用する洗い流さないトリートメントは、髪の表面をコーティングすることで、ドライヤーの熱や摩擦の負担を軽減する役割があります。
タオルドライした後にヘアミルクやヘアオイル、クリームなどのトリートメントを、毛先を中心になじませておきます。
ヘアダメージがそれほど進行していない場合や、サラッとした仕上がりを求める場合にはヘアミルクを。
ヘアダメージが進行している場合や、髪質がゴワゴワしている場合には、主成分が油分であるヘアオイルを使用すると指通りが良くなります。

荒目のクシやブラシで優しく髪をとかし、ヘアドライする前に絡まりをほどいておくと、ドライヤーの風の通りが良くなり、早くムラなく乾かせます。
ブラシではなく目の粗いコームを使っても問題ありません。
毛先の絡まりが見つかった場合には、トリートメントを使って優しく解いておきましょう。
濡れた状態の髪はキューティクルが剥がれやすいため、ガシガシと力強く梳かすのはNG。
力を入れず慎重に、毛の流れに沿って優しく梳くようにしてください。

ヘアドライの基本は、根元→中間→毛先の順番で、髪の流れに沿って乾かすことです。
根元は髪の毛が集中していて乾きにくく、その逆に毛が分散されている毛先は乾きやすく、オーバードライになりやすいため注意しましょう。
前髪は左右から風を当ててクセをリセットし、最後に流したい方向に整えます。
髪をかき分け、頭皮と根元に風が当たるように意識して全体を乾かします。
熱が一箇所に集中すると髪が傷む原因になるため、髪から15~20cm程度離し、ドライヤーを小刻みに振り動かして熱を分散させながら乾かしましょう。
髪表面のキューティクルは根元から毛先に向かって、うろこのように重なりながら閉じています。
上から下に風を当てることで、キューティクルが閉じて、表面がなめらかにツヤ感が感じられやすくなります。
髪全体が8割程度まで乾いたら、温風の使用をストップします。
この時点で完全に乾かしすぎてしまうとパサつきの原因になるため、乾いた髪には温風を当てないように注意してください。
また、スカルプモード(頭皮ケア機能)が搭載されているドライヤーの場合は、髪が7割程度乾いた時点で温風をストップし、スカルプモードに切り替えます。
スカルプモードは地肌に良い約60℃の低温風で、優しく頭皮の水分を乾かしていくため、頭皮の乾燥が気になっている方は積極的に使用しましょう。

最後に冷風に切り替えて、髪全体の熱を冷まし、形を固定するイメージで当てていきます。
髪の熱が冷めると同時にキューティクルが引き締まり、表面がなめらかになるため、ツヤが出てきます。
仕上げとして冷風を当てない状態の髪は、パサつきの原因になります。
また、夏場で熱いからといって温風を使わず冷風のみで乾かしても、時間がかかるうえに湿気が残ってしまいます。
短時間で温風→冷風を切り替えて使用することで、髪のダメージを抑えてツヤのある仕上がりになります。
高級ドライヤーだからといって、特別な手順があるわけではなく、基本的にヘアドライの正しい方法に違いはありません。
ですが、安価なドライヤーには冷風切替の機能が付いていないものや、温風が熱くなりすぎるもの、温度が高すぎるものなどがあり、髪と頭皮が受ける熱ダメージを蓄積してしまう場合もあります。
特にカラーリングやブリーチをして傷んだ髪は、長時間の熱ダメージを受けることで傷みが進行してしまうため、毎日ヘアドライをしても髪のパサつきは変わらないということも。
また、頭皮が乾ききらないうちに寝てしまい血行が悪くなったり、頭皮が熱ダメージを受け続けて乾燥を招いた結果、髪への栄養が滞り、薄毛や抜け毛の原因にもつながります。
高級ドライヤーでは、傷んだ髪や不健康な頭皮環境をケアできる温度・風量・ケア機能が備えられているため、正しく使用することで徐々になめらかな仕上がりを目指すことができます。
高級ドライヤーを使えば、短時間で乾かせて効率が良くなるというメリットももちろんですが、日々の習慣に取り入れながらヘアケアできる機能がついているところに価値があります。
さまざまな機能が搭載された高級ドライヤーから、自分のライフスタイルに合う1台を選び、髪と頭皮に配慮したドライ習慣を続けていきましょう。